結局最後まで読めなかった本
私はミーハーでおそらく厨二病なので、「外国の難解な本を読んでいる自分かっこいい」な時期がありました。今もそうなんだけど。
もともと、自己肯定感は無駄に高いので、基本的には「誰とでも話し合えば分かりあえる」と思ってるひとです。
ですが、絶対に分かりあえないひとは世の中にいるし、日本語で書かれているからといって必ずしも理解できるわけではないという本が存在するということに、最近薄々感づいてきました。義務教育で教えてほしかったなぁ。
そこで、日本語でおkな本(使い方合ってる?w)を見繕ってみました。
自分には早かったというか、小説というより、もはやインテリア。
これ。
ダブリン市民という意味です。原題もダブリナーズ。ダブリン市民の生活をユーモアたっぷりに描いた作品なのですが、ひとつ難点が。ユーモアがわからねぇ。
ジョークがわからねぇとかじゃくて、言葉遊びをしているらしいのです。韻を踏んだり、擬音で表現したり。だから、ここは笑うとこよ、と一応ルビが振ってどこで韻を踏んでいるかわかるようになっているのですが、これは日本語にしたところで、簡単にはわからねぇ。
この作品、あのサガンもエッセイで「ぶっちゃけよくわかりません」的なことを言ってるから、日本人には無理だろうということで、ポイでOK。
はい次。
ユリシーズ。世界の本100選にも選ばれている有名な本です。
小説のようにストーリーがあるというよりは、短編のつながり?みたいな本。とにかく解説が多いし、解説を読まないと全くわからないし、解説を読んだからといって理解できるわけではないという三重苦。
新しい小説の形にチャレンジした本のようなので、そういう努力だけは評して☆1です(何様)
最後にこれ。
ダンテの神曲。これみんなどうなの?しっかり読めてるの?わかんねぇよ。。。
河出文庫の平川訳。もともとが詩ですから、それを何とかうまく訳そうと努力されているのはわかるし、途中でなんとなーくわかる部分もあるんだけど、苦行。個人的には地獄篇は少しだけこういうことかな?と感じるものはあったのですが、煉獄篇はさっぱりです。
イタリア人に生まれればよかったね。って思って終了。
平川訳、同じく河出文庫のデカメロンは面白いのでオススメ! まじでオススメ!
エロ本買う勇気のないむっつりスケベさんにもオススメ!
本を読むときに大切なのは、あーつまんねーな、と思ったらやめることです。
数千円かかったから、2時間かけて読んだからとりあえず最後まで、とか、ほんと時間の無駄。
とはいえ、高かったからとりあえず読もう、、、って読むカッコだけはしてしまうんだけどねぇ。
おわり。