はらぺこあおむしのぼうけん

読書、映画、ときどき漫画のレビュー。最新刊から古典まで。

恩田陸

面白いんだけど非現実演出のための小道具が過剰すぎて集中できないミステリ 恩田陸「黄昏の百合の骨」

こんにちは。 もともと知名度は高かったものの、蜜蜂と遠雷で一気に大御所感が出た恩田陸初期の作品「黄昏の百合の骨」。「三月は深き紅の淵を」「麦の海に沈む果実」「黒と茶の幻想」三部作の関連作品。不思議な雰囲気が漂っています。 女子高生の理瀬は、…

大学生活を思い出したいときに読む本。恩田陸「ブラザー・サン シスター・ムーン」

恩田陸といえば、ミステリー、ファンタジー、ノスタルジーの三本柱で独特の物語を紡ぐ天才だと思っています。彼女の本を読むときは、とにかくハラハラドキドキしたい!みんなが疑心暗鬼になるやつください!という下心がありますw さて、その中で結構異質に…

恩田陸の微妙な本3選。

こんにちは。今日は、巷で大人気の恩田陸をざざざっと紹介。 本屋大賞と直木賞を同時受賞し、不動の地位を確立。没頭できて数時間で読み終わるものも多いので、病院の待合室で読むのに最適。私と恩田陸との出会いは大学生。 伊坂幸太郎の本を読んで、読書の…