はらぺこあおむしのぼうけん

読書、映画、ときどき漫画のレビュー。最新刊から古典まで。

2019-11-13から1日間の記事一覧

面白いんだけど非現実演出のための小道具が過剰すぎて集中できないミステリ 恩田陸「黄昏の百合の骨」

こんにちは。 もともと知名度は高かったものの、蜜蜂と遠雷で一気に大御所感が出た恩田陸初期の作品「黄昏の百合の骨」。「三月は深き紅の淵を」「麦の海に沈む果実」「黒と茶の幻想」三部作の関連作品。不思議な雰囲気が漂っています。 女子高生の理瀬は、…